とにかく辛くて見てられない(^^;;他人を支配するのは悪だ。
この話が実話ベースということに驚きます。あんの母親の身勝手さが酷い。教育も受けられないあんは犯罪に落ちていくしかない。
たたら刑事との出会いで立ち直りかける前半はいい。社会の中に手を差し伸べる制度や組織がある。そのことはあんに生きる勇気をくれる。
辛いのは後半。たたらが立場を利用して性的搾取をしていたというまさかの展開。そしてコロナ禍の失業、隔離、孤立。この世に神はいないのか。
あんの希望を奪ったのはまたしても母親。娘を所有物のようにしか扱えず、身勝手な行動、暴力、支配の再来。
社会の貧困が進むとあんのような若者が増えるだろう。社会におけるセイフティネットは必要なのだ。今の日本に、そんな安心はあるか。安倍政権以降、弱者の立場が良くなったとは思えない。山本太郎の、「何があっても心配するな」という社会ビジョンのメッセージの正しさがわかる。