あんのこと

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あんのこと

レビューの数

128

平均評点

78.9(643人)

観たひと

867

観たいひと

60

(C) 2023『あんのこと』製作委員会

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2024
公開年月日 2024/6/7
上映時間 114分
製作会社 木下グループ=鈍牛倶楽(制作プロダクション:コギトワークス )
配給 キノフィルムズ
レイティング PG-12
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督入江悠 
脚本入江悠 
製作総指揮木下直哉 
エグゼグティブプロデューサー武部由実子 
企画國實瑞恵 
プロデューサー谷川由希子 
関友彦 
座喜味香苗 
撮影浦田秀穂 
美術塩川節子 
音楽安川午朗 
音楽プロデューサー津島玄一 
録音藤丸和徳 
音響効果大河原将 
照明常谷良男 
編集佐藤崇 
スタイリスト田口慧 
ヘアメイク大宅理絵 
金田順子 
キャスティングディレクター杉野剛 
ラインプロデューサー山田真史 
制作担当安達守 
助監督岡部哲也 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演河合優実 香川杏
佐藤二朗 多々羅保
稲垣吾郎 桐野達樹
河井青葉 香川春海
広岡由里子 香川恵美子
早見あかり 三隅紗良

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

実在する1人の少女の壮絶な人生を綴った新聞記事に着想を得た人間ドラマ。売春とドラッグに溺れ、荒んだ生活を送る20歳の杏は、刑事の多々羅に補導されたことがきっかけで更生の道を歩み出す。ジャーナリストの桐野も加わり、少しずつ変わり始めるが……。出演は、ドラマ『不適切にもほどがある!』の河合優実、「さがす」の佐藤二朗、「正欲」の稲垣吾郎。監督は、「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」の入江悠。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

売春やドラッグに溺れる20歳の香川杏(河合優実)は、ホステスの母親と足の悪い祖母と3人で暮らしている。子どものころから酔った母親に殴られて育ち、小学4年生で不登校になった。12歳で母親の紹介で初めて体を売り、荒んだ生活を送るなか、人情味あふれる型破りな刑事・多々羅(佐藤二朗)に補導されたことがきっかけで更生の道を歩み出す。多々羅の友人でジャーナリストの桐野(稲垣吾郎)も加わり、杏の薄暗闇の世界が少しずつ変わり始めるが、コロナ禍に見舞われる。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2025年2月号増刊

日本映画ベスト・テン:

読者選出日本映画ベスト・テン:

2024年9月号

巻頭特集 河合優実の時代はもう、はじまっていたんだ。 フォトストーリー 「河合優実の時代はもう、はじまっていた!」ことを物語るみじかいアルバム:PART 3 彼女の才能を目の当たりにした監督たちがしるす「河合優実体験」 芝山健太「よどみなく、やまない」/城定秀夫「愛なのに」「女子高生に殺されたい」/中川駿「少女は卒業しない」/大九明子『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』/入江悠「あんのこと」

2024年7月号

REVIEW 日本映画&外国映画:「あんのこと」

2024年6月号

CINEMA PEOPLE Vol.9:河合優実「あんのこと」

UPCOMING 新作紹介:「あんのこと」

2026/02/08

2026/02/08

85点

テレビ/有料放送/WOWOW 


河合優実の凄さがわかった

後半は涙が止まらなかった。
激しい感動シーンがあるわけではない。
でも河合優実が演じる杏の感情の動きで、胸を締め付けられた。最優秀主演女優賞、そりゃあそうですよねという感じ。

薬物依存、貧困、毒親、DV、ネグレクト、コロナ禍での喪失…
日本が抱えた闇の数々と戦うあんの姿を見て、平凡な生活がどれだけ尊いことなのか思い知らされた。

正義が必ずしも人を救うわけではない
そして表現の自由が人を救うわけではない
メディアに携わるひとりとして考えさせられる作品だった。

2026/01/30

2026/01/30

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 


いい映画だとは思うけど、まったく好きになれない

話題を呼んだ映画だし、河合優実さんはこの作品で主演女優賞を獲るなど評価をむちゃくちゃ高めたと思うけど、本当に良い映画ってもう一度観たい!と感じるようなものじゃないかな。その意味では、この映画をまた観たいと思えないよなあ。彼女の熱演が光る映画ではあるけどね。貧困ポルノって言葉があるけど、あれに近いようなものを感じるというか。そういう(あえて言うけど)社会の底辺で苦しんでいる人たちを、遠くから見物して楽しむのって、あまりいい趣味だと思えないんだよね。。。
純粋に映画として見ると、この作品の佐藤二朗はいつもにも増して良いと思った。単純にいい人ということでもなく、重層的なキャラクターであって、その辺を見事に演じていると思う。あと、ワタシが大好きな河井青葉さんが、珍しく暴力的な役柄を演じていて新鮮さを感じたかな。もう少しあの人なりの正義というか事情を掘り下げてもらいたかった感じはあるけれど。それに比べると稲垣吾郎って相変わらず、いつもと同じ芝居。どうしてこの人のああいう芝居が叩かれないのか不思議。

2026/01/12

2026/01/13

70点

レンタル 


安全な場所は何処?

本作を観るまでは、この年の主演女優賞は『ミッシング』の石原さとみにあげたいと思っていたが、本作の河合優実が多くの賞で受賞した。2024年は『ナミビアの砂漠』もあり、本作も観れば、誰もが受賞を納得する演技であろう。石原は報知映画賞と日本アカデミー賞での受賞だった。河合演じる“あん”は、母子家庭で母親から虐待を受け、身体を売ることまで強要されていた。小学校で不登校になったので、難しい漢字は読めないし、計算もできない。覚せい剤を使用して、警察のお世話になる。そんな役どころを、大げさではなくリアルに感じられる芝居で見事だ。

ただ、内容についてはどうにも救いようがなく、辛くなるばかりだ。実話を基にしているので仕方ないが、映画的に脚色されているだろうと思われる部分に、やや不満が残る。前半はとにかくかなり良かった。多々羅(佐藤二朗)と桐野(稲垣吾郎)の協力により、劣悪な環境の家庭からの脱却劇が、感動的だった。こんなに親身になって助けてくれる大人たちがいるなんて、日本もまだまだ捨てたものではないと思っていた。しかし、後半が辛い。このお話がどこに進んでいくのか、見当がつかなくなる。小さな子供と生活をしなければならなくなるが、どうもこれは実話ではないらしい。これがまた長く感じられる。かなり強引な展開だ。助けてくれる人がいなくなり、孤軍奮闘。子供との生活も微笑ましいが、ここは施設か警察に相談すべき。更に、母親に見つかり過ぎ。そうすることに依って、作劇的にあんを追い詰めようとするのが見えてしまうのが興覚めだ。

コロナ禍が、彼女の居場所を奪ってしまうのは、実際にあったようだ。時代も悪かった。これは様々な場所で現実に起こっていたことなので、身につまされる方も、多いと思う。

あんは、自分を守ってくれていた祖母のことを、今度は自分が面倒看たいと、福祉施設で働くことを希望する。それにつけても最悪の母親だ。観ていて刺してくれていいと思ってしまった。あんな親でも、あんの反抗は最低限だ。これをマインドコントロールというのだろう。暴力は連鎖すると言われる。しかし、あんは子供には忍耐強く、子育てが分からないながらも、愛情を持って接していた。彼女は憎しみの連鎖を断ち切れる人間なのだ。

映画の結末は、実際に起こったこと。自殺やストーカー殺人のニュースを聞くたびに思う。この国に、本当に安全な場所など、あるのだろうか。

2024年キネマ旬報ベストテン第10位。同読者選出第4位。

2025/12/30

2026/01/06

72点

テレビ/有料放送/WOWOW 


壮絶

実話に基づくというが、実話がまず壮絶、そして河合優実が超絶。

2025/11/27

2025/11/27

80点

レンタル 


このラストに少し救われる。

2025年11月27日に鑑賞。DVDにて。1時間53分14秒。ビスタサイズ。木下グループ=Kino Films。映倫番号:123711。

開巻の字幕『本作は実際にあった事件に基づいている』

佐藤二朗 いいですね。この映画に厚みを与えた。しかし、彼が逮捕された事案も「事実」なのか?まあ、この展開がないと、「あん 香川 杏」が自殺するという展開にはならないのだが。しかし、刑事がその立場を利用して複数の女に行為を及んじゃダメでしょ。「あん」にはアプローチしなかったのか?ここは、大いに疑問である。

河合優実(2000年生20-23歳・コロナ期間だから撮影はもっと前か) 初めて観たが、頑張りましたね。以降は、大活躍だね。明日は、「ナミビアの砂漠」(2024)を鑑賞します。

ラストの稲垣吾郎「俺があの記事を書かなっかたら、多々羅(佐藤二朗)さんが逮捕されなかった。あんはまだ生きていたんですか?サルベージも続いていて、死ぬ前に相談できたんですかね」佐藤二朗「分かんねえよ。そんなことは」週刊誌記者の稲垣泣く。

カメラに向かう佐藤二朗「これまでの経験上、薬物中毒で自殺する人は、ほとんどいません。★死ぬよりもまた使いたくなるからです。彼女が死んだのは、★それまで積み上げてきたものを、自分で壊してしまった自責の念だと思います。彼女はクスリをやめられていたんです。・・・彼女はクスリをやめられていたんです。・・・彼女はクスリをやめられていたんです。・・・彼女はクスリをやめられていたんです。[4回繰り返す]」あんの写真のアップ。

男の子ハヤトをあんに預けた隣の部屋の母親(同じくDVなどを受けてこのシェルター・マンションに暮らす)早見あかり、あんの日記の焼けたページを見て「これハヤトのダメなものです。アレルギーとか」隣のハヤトへ「一杯作って貰ったんだね。児童相談所から引き取るのは大変だったけど、ハヤトが今こうしていられるのは、あんさんのお陰です。恩人です。墓参りしたいんですが」

このラストに少し救われる。

2025/09/21

2025/09/21

94点

その他/Amazon 

あまりにもバッドエンドすぎる。。悲しい。。

でも死と生は反対のものじゃなくて、お互いに含まれているものだと思うから、しょうがなかったのかもしれない。

名作であることに間違いはない。あまりにも辛い。